リーダーシップ、マネジメント

アイデアを生み出し、成功に導く11の考え方(前編)

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アイデア、成功

新事業創出には大きく2つのパターンがあります。
 「すでに存在する企業の多角化による新事業への取り組み」と「ベンチャー企業による新事業創出」です。
 大企業の新規事業にせよ、ベンチャー企業にせよ、新しい事業が生まれてこないことには、経済は伸びませんし、社会は停滞していってしまいます。
 今回は、前編と後編に分けて、新規事業のアイデアを生み出したり、それを成功に導く上で役立つ基本的な考え方を紹介していきます。

●完璧より、やる方がいい

これはFacebookのCEOマーク・ザッカーバーグの言葉とされます。
 完全な計画を立て、あちこちに根回しをして誰からも反対が出ないようにしてから物事を進めるのではなく、とにかくやっていて、一定の成果を出す。そこから学習して完成度を高めていくという方が、最初からいたずらに長い時間をかけて完璧を目指すよりも、効果的だし重要だということです。
 なぜ人間は完璧、あるいは完璧とはいわないまでも、最初からより高い完成度を目指すのかというと、「失敗すると人事考課上マイナスなので、それを避けたい」、「完成度の高い計画がないと進める際に不安を感じる」、「反対者が多い段階で進めると、トラブルが起こった時に収拾しにくくなる」が考えられます。
 このように考えると人間の性ともいえそうです。しかし、新事業は基本的にわからないことだらけです。そう考えると、新事業については、完璧な計画や根回しなどあり得ないのです。
 スピード重視で「まずはやってみる」という姿勢が、成功に結びつきやすくなっているのです。

●早く、低コストで失敗しろ

 大きな設備投資など多額の投資をしてから失敗が判明するというのでは企業にとってダメージが大きすぎます。特にイノベーティブな製品開発や事業開発については、失敗のコストが高すぎるとイノベーションへの挑戦の回数が限定されることにもつながりかねません。
 それを避けるべく、失敗するならなるべく早く、かつそれほど投資もしていない段階でする方がいいという趣旨のものです。

●早く行きたいなら1人で、遠くへ行きたいならみんなで行け

 大きな価値を生んだり、大きなインパクトをもたらしたいのであれば、多くの人を巻き込まなくてはならないのです。
1.魅力的なビジョンを描く
 ビジョンは単なる夢とは異なり、「やりたいこと」、「やれること」、「社会から求められていること」が高い次元で満たされた、具体的な像です。それを語った時に、「自分も参加したい」、「この人を応援したい」と思ってもらえるようなものを作り上げることが必要です。
2.ビジョン実現への筋道を描く
 これは現実的な戦略を描くこととも言い換えられます。
 ラフスケッチでもいいので「こうすればこのビジョンを実現できる」という戦略を、可能であれば人々の頭に残るようなストーリー仕立てで語ることが、多くの人々を刺激するのです。
3.魅力的なマネジメントチームを構築する
 マネジメントチーム(ベンチャー企業では経営チーム)のメンバーの人間的魅力も必要になってきます。
 もし起業家などがそこに自分自身の限界を感じるのであれば、そうした魅力を持った人材をパートナーとして呼ぶといったことも検討すべきです。

●NoというなHowと聞け

 新しい製品やアイデアが出た時に、「それは無理だと思う」と最初からNoといってしまうのでは、モチベーションが下がってしまいますし、次に新しい提案をしようという意欲も湧きません。
 そこで、多少難しそうな案件であっても「どうやったらそれが実現できると思う?」というように聞くことが推奨されます。
 ただし、いわゆる「頭のいい上司」ほど先が見えてしまい「No」と言ってしまうものです。そこをどれだけこらえて相手に考えさせるかがカギです。

●量は質に転化する

 アイデアはすべてが実行されるわけではありません。市場の魅力度や実際に勝てる可能性、自社のビジョンや経営理念との整合性を勘案しながらスクリーニングをかけ、最終的に1つあるいはいくつかのものに絞り込むのが一般的です。
 その際、もともとのアイデア数が少なければ、そこに「当たり」ともいえるすぐれた案が含まれる可能性は小さくなります。
 アイデアを多く集める方法論には以下があります。
・ブレストを行う。可能であれば、バックグランドの異なる人間も交える
・強制的にアイデアを出してもらう。1人最低〇個などの条件をつけると数は担保される。
・消費者など外部からもアイデアを募る。
 アイデアをふるい落とすのは簡単ですが、「原石」を考え出すのは容易ではありません。だからこそ、こうしたやり方で数を確保することが、最終的に選ばれたアイデアの質を高めることにつながるのです。

●5分で考えつくことは、ライバルも5分で考えつく

 誰も過去に思いついたことのない内容をいきなり想像することはできません。いいアイデアを思いついたとしても、それはもう誰かが思いついたアイデアであったり、事業化されていたりということは多々あります。特に、比較的安易に思いついたアイデアはその傾向が強いものです。
 では、ライバルが思いつかないようなアイデアをひねり出すにはどうしたらいいのでしょうか。その1つの方法が、組織として数を担保するという方法論です。そしてもう1つの方法は、「ここまで考え抜いたのは世界で自分だけだ」と思えるくらいに、徹底的に思考投入することです。

(出典:MBA100の基本)

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