雑学

方向音痴の科学

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方向音痴

方向音痴は、方向・方角に関する感覚の劣る人のことを言います。
方向感覚だけでなく空間に対する認識の能力に対しても使うことがあります。

人間は主観に於いて相対座標で周囲の場を把握していますが、これにランドマークの位置等を頼りに地図上の地理座標との相関性を見出すことで自分自身の位置を推測します。
ある程度訓練された人であれば時刻と太陽や星・月等の天体の位置関係から方角を見出すことができます。
方向音痴と表現される場合には、方角を周辺状況から判断することを苦手とするか、あるいは周辺から必要な情報得ても誤って判断してしまい易い、更には地図の上で周囲の地形を元に現在位置を見つけることが下手であることを意味します。

●方向や空間は脳の海馬で処理されています。

方向音痴の人とそうでない人は「海馬」が違うそうです。
方向音痴でない人は情報処理を行う「灰白質」の部分が広く、方向音痴の人は脳の断面を見た時に「灰白質」をつなぐように存在する白質が広いそうです。
特に海馬の中の嗅内皮質という組織が方向感覚に影響しているそうです。
方向や距離等の空間情報は脳の海馬とその周辺皮質が受け持ち、位置、方向、距離の3つの神経細胞によって処理されています。
アルツハイマー病はこの海馬が真っ先に影響を受けるため、迷子になり易くなると言われます。

●方向音痴は女性に多いってホント?

女性は男性程右脳が発達していません。
右脳は、感覚や全体を見ることを得意とするので、立体に対する空間認識は、男性の方が優れています。
そのため、女性は方向音痴の人が多いのです。
また、原始時代からの生活パターンの違いが原因とも言われています。
男性は獲物を求めて知らない場所に行く機会が多かったのに対し、木の実や果実を採集する女性は生活拠点から近い場所でしか行動しなかったため、女性の方が方向音痴になり易いという説もあります。

●方向音痴の克服の仕方

方向音痴の程度は老化の指標でもあります。
年齢とともにランドマークを覚える能力が低下するので、新しく覚えようとする気持ちも大切です。
「常に出発地や目的地の方向を意識すること」
「どこからでも見えるランドマークがある場合、それとの位置関係を意識して歩くこと」
「道を歩く時は曲がり角にあるものに注意を向けること」
「曲がったあとには振り返って、反対側からの見え方を確認すること」
「道に迷ってしまったら、素直に引き返すこと」
これらを参考にしてみてください。

 

最後まで閲覧していただき、ありがとうございました。

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